引越しで荷造りをしていると、そういえばこんなものがあったなぁというものが色々出てきたのですが、その中にかなり珍しいものがあったので紹介してみようと思います。
新婚時に座卓をオーダーで作ってもらいました
新婚当時、家具屋を色々回って、家具を見ていたのですが、とある家具屋で府中(広島)の家具職人さんと出会い、色々家具について教えてもらって、すっかり目が肥えてしまいました。
ちなみに今は、当時とは全く違った家具の買い方をしていますが…
最終的に、その職人さんにオーダーで座卓を作ってもらうことになりました。
家具のオーダーなんて、今でも使っているこの座卓が、人生の中で最初で最後でないかと思っています。色々な決まりごとがあって新鮮だったので、覚えている限りのことを書いてみたいと思います。(もう10年以上前のことなので記憶が曖昧なのですが…)
家具の契約書みたいな割板
今回の引越しで出てきたのがこの割板(たぶんこんな感じの名前だったと思います)です。2つの板を並べた状態で焼き印を押して、片方を契約時にもらい、納品時にもう片方をもらうと揃うというものです。
特に何かの効力があるというものではなかった気がしますが、昔はこうやって家具の契約をしていたんだろうかと、想像が膨らみます。
特にこれを持ち続けていても、何の役にも立たない気がしますが、たぶん珍しいものだと思うので、なんとなく捨てずにとっておいています。(この割板の存在を知っている人にまだ出会ったことがありません。)
家具の納入日時は家具屋(職人さん)が決める!?
出来上がった座卓の納品日ですが、仏滅はダメとか色々決まりごとがあるようで、しかも早朝に納入しないといけないと言われ、確か、職人さんに
「〇月〇日の朝〇時に納品しに行きます。」
と言われ、当日私は仕事には遅刻していった記憶があります。職人さんと夫婦そろって納品時に写真を撮っていたので、ひょっとしたら夫婦ちゃんと揃って納品に立ち会わないといけないと言われたのかもしれません。よく覚えていませんが、一生モノの家具だから、長く使ってもらえるように色々縁起をかつぐのだと思います。
余談ですが…
余談ですが、私の出身地では、私がまだ小さかったころの話ですが、結婚する際に、嫁入り道具としてたぶん桐ダンスとか家具一式をトラックで運ぶ嫁入りトラックみたいのがよく走っていましたが、確かあれも、午前中じゃないといけないとか、トラックはバックしてはいけないとか、ルールが色々あった気がするのですが、たぶんそれと同じ感じなのかなぁと思います。(今でもこの儀式みたいなのがあるかは不明)