金沢の人気観光地のひとつに「ひがし茶屋街」がありますが、「にし茶屋街」にもぜひ足をのばして欲しいと思います。おススメスポットや、にし茶屋街をおすすめする理由などを紹介したいと思います。
人が少ない!
にし茶屋街は、ひがし茶屋街とは違って、人が少ないです。ただ、他の観光地から少し離れた場所にあるのと、規模が小さいという難点もあります。昨年のGWにひがし茶屋街に行った際は、あまりにも人が多すぎて、とっとと退散してしまいましたが、ここはそこまでひどいことにはならないのではないでしょうか。
無料でお茶屋の雰囲気を楽しめる!
ひがし茶屋街では、「志摩」と「懐華樓」というふたつのお茶屋を見学することができますが、どちらも有料となっています。
一方、にし茶屋街にある西茶屋資料館の2Fでは、お茶屋の様子が再現されているので、お茶屋にはそんなに興味がないけど、どんな感じかちょっと見てみたいという方には、無料で気軽に見学できるのでおススメです。特に、この顔料のべんがらを使った赤い壁の独特な雰囲気を見ていただきたいです。
ちなみにこの建物の1Fには、島田清次郎という作家の資料が展示されています。
www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp
ここでしか買えない極上の甘納豆
ここへ来たら是非行ってほしいのが、「甘納豆かわむら」です。こちらの商品は、駅や空港、デパートなどでの取り扱いがなく、金沢で(というか全国で)ここでしか買えません!(一部商品は金沢21世紀美術館内ミュージアムショップにて取り扱いあり)
こちらのお店の甘納豆は、職人さんが6時間かけて羽釜で炊き、糖分控えめで、見た目の美しさに頼らず、余計なものはいれないなどこだわってつくられています。
今回は、畑でお世話になっている方に、こちらの甘納豆をお土産に購入しました。
忍者好きにはおすすめ
にし茶屋街のすぐ近くに、通称忍者寺といわれる妙立寺があるのですが、この忍者寺が要予約ではあるのですが、様々な仕掛けがあってとても面白いんです!忍者寺に行った後には、にし茶屋街にある、忍者武器ミュージアムにも行ってみてはいかがでしょうか。有料で手裏剣体験もできますよ。
今では珍しい石置き屋根がすぐ近くに
あまり取り上げられることが無い気がしますが、かなり貴重な存在の「森紙店」。
にし茶屋街のすぐ近くにあります。江戸時代末期の建築と推定されており、今ではほぼ残っていない板葺き石置き屋根の建物です。(復元されたものはいくつかある)
板葺きの屋根は、木の板を屋根の上に乗せた状態なので、風で飛ばないように石が置かれ、年に1回、職人が板を裏返していたそうです。
戦災にあわなかった金沢は、昭和30年代まで、このような板葺き石置き屋根のたてものがたくさんあったそうです。
いつも、ここの前を車で通るたびに、もったいないなぁと思ってしまいます。(誰も見ていない…)
最後に
かなりコンパクトなので、そんなに時間がかからず全体をゆっくり見学できると思います。
芸子さんの稽古場や管理事務所となっている西検番事務所(非公開)が、なぜか洋風なのもみどころです。
ちなみに、にし茶屋街のお茶屋は全て、「一見さんお断り」の伝統を受け継いでいるようです。