「野猿」という乗り物をご存じでしょうか?
野猿と検索すると、とんねるずの音楽ユニットしか出てこないほどたぶんとってもマイナーな乗り物なのですが、子供が乗ってみたいということだったので、とんでもない山奥まで行って乗ってきました。
野猿を知ったきっかけ
野猿を知ったきっかけは、鉄腕dashです。町おこし企画で、徳島の祖谷にある天空の里といわれる山奥で流しそうめんをする企画があったのですが、その中で登場しました。
こちらが天空の里です。
時間の都合上、展望台から眺めるだけでしたが、鉄腕dashでは、この急斜面に流しそうめんのコースを作っていました。その流しそうめんのコースの一部に、野猿のミニバージョンが使われました。この天空の里からさらに山奥に行ったところに野猿はあります。
野猿までの道のりは結構大変!
我が家が体験しに行った野猿があるのは、徳島のかずら橋なのですが、観光スポットとしてメジャーな祖谷のかずら橋ではなく、もっと山奥にある奥祖谷二重かずら橋です。祖谷のかずら橋から奥祖谷二重かずら橋まで車で1時間程かかるのですが、離合が難しい場所がたくさんあって、私は絶対運転が無理な道を通ります。一応小さめの路線バスが通っているので、ある程度の運転技術があれば行くことは可能ですが、たぶんむっちゃ疲れます。帰りは、前にバスがいたので、対向車がことごとくバックしてくれるというバス無双状態だったので楽でしたが、ある程度の覚悟は必要です。
奥祖谷二重かずら橋
こちらのかずら橋は、アクセスが悪いこともあって、橋を渡る渋滞はありません。何度も行ったり来たりできます。でも、普通に橋を行ったり来たりするだけじゃ面白くないので、行きは橋を渡って、帰りは野猿で戻ってくるなんていうこともできるので、メジャーな方の祖谷のかずら橋よりも、面白い体験が出来ると思います。
初めての野猿体験
野猿を使うと、写真のように川の上にロープがかけられているのですが、そのロープをつたって、乗り物にのって川を渡ることができます。(嬉しいことに無料!)
基本的には、乗っている人が紐を引っ張って向こう岸まで移動します。それなりに力が必要になるので、途中で力尽きたら、対岸にいる人にロープを引っ張ってもらう必要があります。また、乗り込むときは、誰かにロープを固定してもらわないと動いて乗るのが難しいので、もし乗る場合は、みんなで協力しあって楽しんでください。スピードは出ないので、スリルなどは感じられません。でも、野猿体験なんてなかなかできないので、是非乗ってみることをお勧めします。
うちの子は、大変気に入ったようで、数回乗っていました。
昔は、野猿が川を渡る交通手段として使われていたなんて凄いですね。
・奥祖谷二重かずら橋
日本で他に野猿に乗ることができるスポット
・奈良県の戸津川村
2か所で体験できます。写真で見る感じでは、結構高さがあるのでスリルを感じられるかもしれません。
・ 永寶寺(静岡県)
住職さんに乗りたい旨を伝えると乗ることができるようです。