私は、楽天マガジンのサブスクをしているので、ガイドブックは基本的に楽天マガジン(るるぶ・まっぷる・ララチッタ・ことりっぷ・せかたびなど)で見ているのですが、
ハワイ島の情報があまりなくて、役に立たないとは思うのですが、昔のガイドブック「地球の歩き方 ハワイ」をひっぱりだしてきました。
昔はなんとも思わなかったのですが、今見返すと、なんだかちょっと面白かったので、少し紹介したいと思います。
これってあり?
まず、巻頭、「ハワイ症候群」に感染した患者の皆さんへという文言でスタートする。
今、こんな文章からスタートしたら、なんか色々言われそうです。(しらんけど)
そして、【本書は「ハワイ症候群」に感染してしまった人が、ハワイで治療に専念するための手引書です】と。
ちなみに、私、これ買ったとき、まだハワイに行ったことなかったですけど…
時代を感じる
まあ、仕方がないことなのですが、時代を感じたのが、朝、ビーチで、ヨガではなく、なんとエアロビ!?が無料で開催されていたらしいということ。レオタード着てたの?それとも水着で?とか色々気になりますが、エアロビが流行っていた時代がありましたね。やったことないですけど。
あと、今はもうなさそうな気がしますが、トラベラーズチェックだったり、コレクトコール用のプリペイドカードの広告が入っていました。トラベラーズチェック(旅行小切手)は、今は日本ではもう発行されていないようです。スマホがある今、コレクトコール(オペレーターにつなぐ国際電話)って使う人いるんでしょうかね。
読者の投稿が面白い!
面白いのが、読者の声や投稿記事というコーナーがちょこちょこあることです。SNSが無い時代だからこそ、ガイドブックがその役割も果たしていたのかもしれません。
そのなかに、「オプショナルツアーに関する苦情」というコーナーがあり、格安のパッケージツアーを利用したら、ホテルの一室に集められ、オプショナルツアーを申し込んだ人から部屋の鍵を渡されて、申し込まないと部屋に入れないんじゃないかという雰囲気で、仕方なく申し込んだという体験談が書かれていました。
また、おみやげの売り込みがひどく、コンビニのチョコにはカビが生えているからと言われたり、ウソ八百のオンパレードだったというのもあった。地球の歩き方にのっているツアーは事故が多いからやめた方がいいと言われた人もいるようです。
どうやら、当時のあるあるのようで、今の時代にそんなことをしたら、ネットで拡散して、炎上するようなことが、平気で行われていた時代のようです。おそろしや~
でもまあ、今の時代でも、安すぎるツアーは、お土産店ばかり連れていかれるというのは同じようなので、安すぎるツアーには裏があるのでしょう。
移動手段にこだわり?
情報を得る手段が少なかったからか、バスとレンタカーとトロリー情報に30Pも費やしているのが面白いです。ちなみに、別冊で「ハワイ バスの旅」というバスに特化した地球の歩き方も当時あったようです。
あと、日本人は、流行にのるのが好きらしく、当時、皆、同じ格好をして、赤か白のコンバーチブルに乗っていたらしい。そうなんや…と思っていたら、広告に入っているレンタカーが赤のコンバーチブルだらけでした。なんか、ドラマでハワイで赤のコンバーチブルに乗ってドライブするとかそういうのがあったのでしょうか?
信じられない!
クラゲに刺されたらの対応策として、「すぐに砂でこすりオシッコをかける」と書かれています。今ではちょっとありえない方法ですが、意外と最近まで信じられていた言い伝えなのかもしれません。
最後に
他にも、広告で「エッチなとけい」というのがあったり、日本語がちょっと微妙なものがあったり、眺めているだけでも面白いです。
まあ、今も昔も、熱狂的なハワイ好きがたくさんいるということは、よくわかりました!