普段行かないスーパーで偶然見かけた「絶望スパゲティ」。
商品名を見て、様々なことを考えてしまう。
うーん、かなり気になるけど、なんだか絶望の気分じゃないし、違うパスタソースを買おう!と他の商品を手に取ったら、夫が一言
「絶望買わないの?」
わかりました、買いますよ…ということで買ってみました。
私が購入した絶望スパゲティ
あの有名なピエトロが販売している商品です。私は完全にネーミングきっかけで購入しましたが、少し前にマツコ&有吉 かりそめ天国 「ガチガチランキング いま絶対食べるべきパスタソース編」で、1位となったなど、どうやら話題のパスタソースのようです。
気になる味の方ですが、鰯と香味野菜のペペロンチーノ風ということで、かなり魚介の香りがして、しっかりとした味付けでペロッと完食しちゃいました。どの辺が絶望なんだろう…と考えながら食べたのですが、どうやら「絶望しているときでもペロッと食べられちゃう美味しさ」という意味で名前がつけられたようです。
ピエトロの絶望パスタは、いい意味での絶望でしたが、ひょっとしたら本場イタリアで絶望のパスタというものが実際にあるんじゃないかと思ってネットで調べてみたら、やっぱり色んな意味で絶望のパスタがありました。
貧しさに絶望…
日本ではペペロンチーノという名前で知られている、アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ。ニンニクとオリーブオイルと唐辛子を使ったシンプルなパスタですが、イタリアでは別名を「絶望のパスタ」と呼ばれているようです。その理由は諸説あるようなのですが、貧困のどん底にあっても、オリーブオイルとニンニクと唐辛子さえあればなんとかなるパスタということで、そう呼ばれているようです。ちなみに、イタリアでは簡易な家庭料理というくくりなので、日本のようにレストランで提供されることはあまりないようです。ペペロンチーノは個人的に大好きなので、全く絶望しませんが…
料理人が絶望!?
スパゲッティ・ディスペラートという日本では恐らくあまり知られていない絶望のパスタがあるようです。
諸説あるようですが、アンチョビとトマトのソースを作るに大量のトマトや野菜などを入れて煮込むレシピのため、料理人が「いつまで刻み続けるんだ…」と絶望したとか…
絶望を作ってみたい方は、こちらのレシピで
見た目に絶望?
絶望のスパゲティーが有名なお店が東京にあるようです。店内では、「絶望1つ!」といった不思議なオーダーがあちこちから聞こえてくるのだとか。
パスタの説明も、「ミートソースベースにオリーブの微塵とキノコ・クリームを入れました。本来オリーブの黒さにお先真っ暗の意味」とかなりの謎。そして見た目も…
気になる人は、是非、「絶望」を注文しに行ってみてはいかがでしょうか。