青春18切符を使って、熱海・伊東・小田原へ行ってきました。電車移動が長すぎることはなく、電車の本数が多いのであまり時間を気にすることなく、観光もバランスよく出来るので、初心者にもおおススメのルートだと感じました。
実際に、どのようにまわってきたのかを紹介します。
東海道線で横浜から熱海へ
9:34横浜駅発
平日の通勤ラッシュが終わった頃の横浜から、東海道線の熱海行きに乗りました。ロングシート(進行方向に対して平行に細長く設置された座席)覚悟でしたが、運よくクロスシートに横浜から座ることができました。(前2両と後ろ2両にクロスシートがあります。)
混雑は特になく、とても快適に熱海まで行くことができました。ほんの少しだけ、グリーン車(追加料金で利用可)も考えたのですが、これだったら全然グリーンじゃなくても快適だと個人的に思いました。
熱海観光
10:48 熱海駅着
熱海といえば温泉!ということで、前から気になっていたかなり珍しい温泉へ。
徒歩で向かったのですが、歩いてみると、むっちゃ下り坂…(つまり帰りはのぼることに)熱海はかなり高低差があるということを考えて旅程を組むべきでした。
駅前は平日なのに人だらけでしたが、ほとんど人と会うことなく走り湯に到着。
走り湯とは、日本でも珍しい横穴式源泉で、山中から湧きだした湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様子から「走り湯」と名付けられました。
トンネルの中にはいると、暑いです。ほぼサウナ状態でメガネが曇って見えなーい。
一番奥は、ゴボゴボと温泉が湧いていました。冬だとあったかくて良さそうですが、暑すぎて早々に退出。外に出たら、なんだか入る前より涼しく感じました。
ここは、駐車場がないし他の観光スポットから離れているということもあり、誰もいませんでした。
帰りは最寄りのバス停(逢初橋)まで、ヘロヘロになりながら急坂をのぼり、11:29発の熱海駅行きのバスに乗りました。
本町商店街バス停11:42着の予定が、遅れて到着したので、大湯間歇泉と市外電話発祥の地はパスして、熱海銀座商店街にある「熱海プリンカフェ2nd」へ。
バスの中から本店を見たら、まあまあの行列になっていましたが、こちらは待ちなしで入ることができました。
こちらの店舗は、「銭湯」がテーマになっているのが特徴で、商品は風呂桶に入った状態で提供され、タイル張りの銭湯ぽい座席に座って食べることができるようになっています。他にも色々銭湯にこだわったインテリアで可愛かったです。
うちの子は人気No.1のプリン、私はプリンアイスにしました。美味しかった♪
熱海銀座商店街は、色々新しいお店が出来ていて、駅前から少し歩きますが、駅前ほど人がいないのでイイと思います。ただ、駅からは結構な坂を下るので要注意です。
バスを利用するのがおすすめですが、私が行った平日は通常の路線バスしかありませんでした。土日祝日のみ運行している「湯~遊~バス」を活用すると、効率的に観光スポットをまわれるのではないかと思います。
徒歩で熱海駅に戻ります。
リゾート21(黒船電車)で伊東へ
12:24熱海駅発
熱海駅から伊東駅へは、リゾート21という、普通電車なのですが観光特急のようなシートが特徴の電車に乗ることができます。伊東までは青春18切符で乗車できますが、そこから先は伊豆急行の管轄になるので、伊豆で下車して観光することにしました。
平日でしたが、いい席は残っていなかったので、早めに並んでおくべきでした。
あと伊東までの区間は、海が見える区間よりもトンネルが多かった印象です。ただ、かなり特別感がある車両なので、青春18切符で熱海に行くなら、是非足をのばして乗りたい電車だと思います。
伊東でランチ
12:47伊東駅着
伊東駅から徒歩2分程のところにある「伊豆鮮魚商 まるたか」でお昼ご飯を食べました。このお店を選んだ理由は、ここでしか食べられない幻の漁師飯が食べられるからです。平日のみ予約可ということで、TELしてみましたが、予約がいっぱいということで、当日そのままお店に行きましたが、並ばずに入店できました。
メニューは地元の魚を使ったものが多いので観光で食べるのにはピッタリだと思います。うちの子は、伊豆産まぐろ丼を食べていました。
私が注文したのが、「うずわ定食」です。うずわはソウダガツオのことで、鮮度落ちが速いため、ほとんどが宗田鰹などの加工品の原料となってしまうようです。うずわめしは、伊東周辺や漁師さんだけが食べてきた幻のグルメだそうです。
まず、食べ方の説明書が配られるので、読みながら待ちます。基本的に、ひつまぶしのように3つの食べ方を楽しむようです。
食べるときに青唐辛子を混ぜるのですが、この青唐辛子がイイ感じです。(絶対入れた方がいい!)
最後に、ご飯の上にうずわと青唐辛子を混ぜたものをのせた状態で、お店の人に出汁をかけてもらうのですが、かけてもらっている間に「すぐ混ぜてください!」と言われ、注がれながら混ぜました。出来上がったのがこんな感じです。うずわの食感がかなり変化します。全部は食べられないかもとおもいましたが、案外完食できてしまいました。
まわりのお客さんは、このうずわ定食か、海鮮みぞれ丼を食べていた方がほとんどでした。
飲み物は、ご当地のお酒の伊豆みかんハイにしてみました。甘いかなと思ったのですが、みかんの皮が入っていたりと苦みもあって美味しかったです。
熱海では、海鮮系のお店を中心にあちこちで行列ができていましたが、伊東は空いていました。観光客は少ない印象です。並ぶのが嫌な人は伊東でランチにするとスムーズだと思います。
後編につづく