仙台に行ったら食べたいと思っていたのがセリの根まで食べるというセリ鍋です。運よく予約出来ましたので、紹介します。このお店でしか食べることができないレアな体験ができました。
セリなんて普段食べない
正直、セリなんて普段買いません。セリは、お正月にお雑煮に入れるぐらいです。ましてや、セリの根っこを食べるなんて聞いたことも見たこともなかったので、仙台でセリ鍋が人気だと知ったときにはびっくりしました。と同時に、どんな味なのか非常に気になっていました。
仙台にセリ鍋を食べに行こう!
北海道&東日本パスで仙台に行ってセリ鍋を食べに行くことにしました。(ついでに牛タンやずんだ餅も食べたい!)
どのお店にするか悩みました。なんなら居酒屋でもセリ鍋がメニューにあるところは結構あるみたいです。どうせなら、仙台にしょっちゅう行けるわけでもないので、有名店がいいなということで、サンドイッチマンや大泉洋が食べに行ったという「侘び助」というお店に行くことにしました。
侘び助について
仙台市青葉区にある鍋料理店です。セリの根っこまで食べるセリ鍋が特に有名です。セリ鍋は冬季限定メニューです。お店は2部制で、広くないので予約必須です。なかなか予約がとれないとのことで、何度も電話をかけてやっと予約を取ることができました。(おそらく夕方の方がつながりやすい気がする)本当は早い時間に予約をしたかったのですが、空いていなかったので、宿泊先のホテルを仙台に変更して行ってきました。
https://www.instagram.com/serinabe_wabisuke/
セリに対する情熱が半端ない!
まず、セリの根っこが太いです。もっとひょろっとしているイメージですが、ここまでりっぱな根っこを食べられるお店は少ないようです。セリは「名取」というところからこだわって毎日仕入れているようで、しかも、丁寧にひげをとり、5時間もかけて洗ったものを出すので泥臭くないとのことで、本当に臭みがなかったです。おかみによると、他の店ではここまで丁寧に洗っていないので、泥臭くて美味しくないと言われることもあり、困っているとのことでした。
名物のおかみさん


セリ鍋は、1卓ずつ、おかみが回りながら、セリ鍋ができた経緯、そのこだわりなどの話をしながら作ってくれ、出来上がったら1人ずつよそってくれます。このおかみのトークと情熱がセリ鍋を人気者にしたんじゃないかと個人的には思いました。具材は、シンプルにセリと鴨肉(こちらもこだわっていいものを使っているらしい)だけで、うちの子にとっては、どちらも初めての材料のため食べられるか不安でしたが、うちの子も思ったより食べやすいと美味しく食べていました。セリというと、クセがあって食べにくいイメージでしたが、このセリはクセが少なく食べやすかったです。
〆はうどんと雑炊


シメはうどんと雑炊でした。このシメがまた、いい出汁が出ていて美味しい!うちの子は、うどんが嫌いなのですが、一口食べてみたら?と食べさせたら、「美味しい!」って言って完食していました。思わず、食べれるや~ん!ってつっこんでしまいました。でも、確かにうどん自体がとても美味しかったので食べられたのかもしれません。
セリ鍋以外のメニュー
予約時に、お刺身の盛り合わせ(1人前)の予約も一緒にお願いしているとのことで、刺身の盛り合わせを食べました。
あと、当日追加で注文したのが、写真の「めひかりのから揚げ」です。メニューに「大泉洋大絶賛」と書かれていたもので、周りを見たらほとんどの人が食べていたのでたのみましたが、これが美味しくお酒がすすみました。
最後に
セリ鍋自体も珍しいですが、家庭ではここまで手間暇をかけることができないですし、こんなに立派な根っこを仕入れることも難しそうなので、このお店に行かないと楽しむことができないご当地グルメじゃないかと思います。あと、おかみさんのトークも含めて、セリ根への情熱を感じられるので、現地で食べる価値は大きいと思います。
決して安くはないですが、手間暇を考えると適正だと思います。セリ鍋と食べてみたいという方は、是非こちらのお店に行ってみることをおすすめします。