
石川県の七尾市では、毎年5月のGWの時期に青柏祭(せいはくさい)というお祭りが開催されます。震災の影響で、今年は2年ぶりに開催されるということで、行ってみました。
青柏祭とは?
「青柏祭の曳山行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されている、七尾で5月に行われる大地主神社(山王神社)の春祭りで、能登で一番盛大な祭礼ともいわれています。また、「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
主役の曳山は、高さ12m、重さ20トン、車輪の大きさは直径が2mもあるという巨大なもので、日本一大きいといわれています。
大きいことを「でかい」というので、山車は「でか山」とよばれています。3台のでか山が集まり、動いてというのを繰り返します。
「人形見」という行事から始まり、宵山、朝山、本山、裏山と祭りは3日間程続きます。
最終日の「裏山」を見に行きました
実家のある金沢から、のと里山街道を通って七尾へ向かいました。能登方面へ向かう車は、石川県の県内ナンバーが多かった印象です。
のと里山街道を降りて七尾市内へ向かう道は、通れはしますが、デコボコで、ジェットコースターみたいになりました。ブルーシートがかかった家がたくさんあります。
七尾には親戚がいるので、お邪魔してから祭りへ。
今年は、「でか山ウォーク」というリアルタイムで、でか山がどこにいるかわかるサービスがあるということで、どこに向かえばいいのかわかりやすくて良かったです。
でか山はでかい!

でか山はデカかったです。フラッと行っても、この感じの距離ででか山に近づくことができました。能登食祭市場前の道で、ちょうど2台が停止していました。

正面から見るとこんな感じになっています。止まっているときは、上にのぼることもできるみたいです。(たぶん子供限定)私も、小さいころのぼった記憶があるような。
かなり重いので、動き出す時は、むっちゃがんばって引っ張る必要があります。綱引きみたいに声をかけて、タイミングを合わせて少しずつ動かします。動きはじめると、スムーズに進んでいきました。
信号を動かす

全然祭りの見どころじゃないのですが、うちの夫と子供が一番食いついていたのが、信号を動かすところです。
でか山が通りすぎたところで、工事車両がやってきて、信号の向きを変えていきました。
信号って、元々向きをかえることができる構造になっているのか、祭り用にわざわざそういう信号を設置しているのかはわかりませんが、なかなか面白い光景を見ることができました。
青柏祭を楽しむグッズたち

こちらは「ながまし」という、おめでたい時に食べる和菓子で、青柏祭の名物となっています。こちらは買おうと決めていたのですが、親戚が準備しておいてくれました。中にはあんこが入っています。

でか山Tシャツが販売されていたので、購入してすぐその場で着替えました。(息子)
祭りの記念にもなるし、オシャレなので使いやすいと思います。

たぶんお祭りに使う道具だと思うのですが、「ザイ」というものが販売されていました。私は購入していませんが、記念に買ってみるのもいいのではないかと思います。
最後に
こんなに大きい曳山をふらっと行っても近くで見ることができる祭りは貴重なのではないかと思います。まあ、震災の影響で、七尾の和倉温泉のホテルや旅館は、潰滅的な状態ですので、県外からの観光客が少なかったという理由もあるかもしれませんが、来年以降、是非、気になった方は足を運んでみてはいかがでしょうか。