京都のお土産に、「黒七味」という珍しい七味をお願いして買ってきてきてもらいました。京都駅でお土産を買ってきてもらう機会があるたびに、情報を色々調べているのですが、今回は、このあまりメジャーではないかもしれない珍しい黒七味について書いてみたいと思います。
原了郭(はらりょうかく)について
原了郭は、京都の祇園にある老舗で、香煎や薬味、スパイス等を販売しています。
ちなみに「香煎」というのは、漢方をいくつかあわせて香ばしく煎り、粉末状にして焼き塩で味付けしたもので、江戸時代には、東海道の宿場や茶屋には必ず置かれていて、旅人の心と体を癒していたものだそうです。
あまり美味しいものではないようなのですが、今の時代で、取り扱いがあるのはかなり珍しいということなので、こちらの香煎も、今度機会があったら、是非飲んでみたいものです。
京都駅の八条口店(アスティロード1F)にも店舗があるので、京都駅近くでお土産を買いたい場合は、こちらを利用するのが便利です。
黒七味とは?
黒七味は、黒色の七味唐辛子です。唐辛子やけしの実などの材料をから煎りし、唐辛子や山椒の色が隠れるまで手で揉みこむことによって、独特の濃い茶色になっているもので、この色味から「黒七味」と名前が付けられたとのことです。
原了郭では、一子相伝で製法が代々引き継がれているものだそうです。
香りが特徴的でどんな料理にでも合う!
私が黒七味を気に入ったポイントは、山椒とゴマ(多分)のとてもいい香りです。時々、食べずに匂いだけ嗅いだりもしているぐらいです…
しかも、どんな料理にでも合うので、とても使いやすいですし、黒七味をかけるだけで、ちょっと料理がワンランクアップするような感じがします。味変にもおススメです。
様々な飲食店で、こちらの黒七味が使われているとのことで、料理人にも認められた一品なのだと思います。
京都土産に「黒七味」がおススメの理由とは?
七味なので、辛さがあるため、辛いのが苦手という方以外には、とても使いやすく、喜ばれると思います。
お値段も安過ぎず高すぎず(1,200円ぐらい)ですし、軽くて小さいのでかさばらないのも嬉しいポイントです。
日持ちも3カ月程ありますし、パッケージがレトロで可愛い!
使うたびに、木の棒を抜いてパッパとかけるのも面白いです。
ちょっと人とは違った京都土産を探しているという方は是非!
ちなみに黒七味はネットでも購入できますが、高めの値段設定になっています。