金沢には、日本で唯一の香辛料の神様を祀った「波自加彌神社(はじかみじんじゃ)」という珍しい神社があります。香辛料にお世話になっている方や、料理上手になりたい方におススメの神社です。私は、今春はたけに植えた、しょうがやミョウガ等の薬味の豊作を祈願してきました。
偶然見つけた神社
私は地図を眺めるのが好きなのですが、金沢の地図を眺めていて偶然見つけたのがこの波自加彌神社です。香辛料の神社ということで珍しいので、金沢在住の両親に香辛料の神社について知っているか聞いてみたところ、父は知りませんでしたが、なんと母が、
「はじかみ神社でしょ?」と!!!
え?知ってるの?とビックリしていたら、
母が以前働いていた会社では、大量にしょうがを使っていたので、波自加彌神社にはお世話になっていたとのこと。
なるほどーと納得。
ちなみに、金沢でしょうがを使った有名な銘菓はこちら。
柴舟(しばふね)です。小出のものが有名です。ガッツリしょうがの味がするので、しょうが好きの方にはたまりません。
波自加彌神社について
波自加彌(はじかみ)とは、生姜、山椒、山葵など歯に噛んで辛いもの、つまり香辛料全般を指す古語です。
香辛料全般の神様ということですが、メインは生姜のようです。(かつて雨乞いした際に、霊水が湧き出た感謝に生姜を献じたのが由来)
香辛料にお世話になっている方や料理が上手になりたい方に!
香辛料は、昔から調味料として料理に使われており、薬としても使用されてきたため、健康や料理上達、健康などに後利益があるとされています。
ということで、料理上達守、美食守(食運向上)、福酒守(酒難除け)など食に関す他ではあまり見かけないような珍しいお守りが色々ありました。
御朱印は種類が色々あって悩みましたが、白のしょうが御朱印を頂くことにしました。
ちなみに、お守りや御朱印などは、少し離れたこちらの遥拝所で頂くことになります。
6月15日に行われる奇祭「はじかみ大祭」
毎年6月15日に行われる、奇祭「はじかみ大祭」では、香辛料を取り扱う、超有名企業をはじめ、料理人、飲食店の方々から、香辛料にまつわる商品の奉納が多数あるとのことです。(写真はパンフレットより拝借)
ショウガが大量に奉納されているのが凄いですね。
はじかみ大祭終了後は、参拝者に生姜湯がふるまわれます。
金沢カレーの関係者とかも参拝したりするんだろうか…と思ってみたり。
最後に
金沢市内にあるとはいえ、車が無いと行きにくい立地にある神社なのですが、「食」にまつわる趣味や仕事をされている方は、金沢に行く機会があれば、是非こちらまで足をのばしてみてはいかがでしょうか。
波自加彌神社の神主さんのブログです。
雨が降る前に…という記事に、なんとうちの家族が登場していました。いつのまに!