金沢(石川県)では、毎年年末年始にだけ食べる珍しい縁起菓子(お土産にもおススメ!)がいくつかあるので紹介します。また、鏡餅が独特で、藩主献上鏡餅が再現されている珍しい神社もあります。年末年始に金沢に行く予定がある方は、その時しか体験できない金沢を楽しんでみてはいかがでしょうか。
福梅は必食!
年末年始に金沢へ行くなら絶対に食べてほしいのが「福梅」です。どこの和菓子屋さんでも販売していますし、スーパーやコンビニでも販売されているぐらい、この時期地元民ならほとんどの人が食べる超メジャーな縁起菓子です。
写真のように、ピンクと白の梅の形をした最中で、水あめが練りこまれた小倉餡が入っています。これを年末年始に食べるのが当たり前でした。日持ちするので、お土産にもおススメです。毎年、いい年になるように願いを込めて食べるのが福梅です。
私は2年連続で東京で買いました。
辻占で運だめし!
福梅ほどポピュラーではないですが、辻占という新年のちょっとしたお楽しみみたいな感じの招福菓子です。実家では食べていた記憶がないのですが、おばあちゃんの家に新年にいったらあって、食べた記憶があります。
お菓子の中に、紙が入っていてちょっとした言葉が書いてあります。1個だけだと、あまり意味のない言葉が書いてあるので、ふーんといった感じでしたが、調べてみたところ、3つ選んで、出てきた言葉をつなげたりして、色々解釈を楽しんで遊ぶのが本来の楽しみ方のようです。
和菓子屋の他、スーパーなどでも販売されています。
福徳をお年玉に!
画像引用元:https://morihachi-shop.com/SHOP/fukutoku.html
辻占よりさらにマイナーになりますが、福徳というのも伝統の縁起菓子です。縁起がよさそうな形の最中の中に、金華糖(砂糖菓子)や人形(食べられません)が入っています。金華糖は、昔は結婚式の引き出物で巨大なものをよくもらって食べた記憶がありますが、近年はあまり食べないようになってきました。とても華やかでお正月らしい縁起菓子です。以前は、子供たちへのお年玉としても使われていたようです。
なお、上記の縁起菓子すべてを購入できる和菓子屋は、
森八
諸江屋
が個人的におススメです。
紅白の鏡餅は必見!?
金沢とその周辺は、鏡餅が紅白です。下が白で上がピンクで、私はこれが当たり前だと思っていたので、全国的には白白だと知ってビックリした思い出があります。
ホテルや旅館など宿泊先に飾られていると思うので、是非チェックしてみてください。
ちなみに、全国でおそらく1か所でしか見られない珍しい鏡餅がありまして、
それが田井菅原神社の藩主献上鏡餅です。
公式ブログより画像引用:https://ameblo.jp/taitoushisaka/entry-12495997978.html
こちらの神社では、江戸時代に藩主に献上した御鏡餅を古文書と絵図に基づいて再現し、神前に奉納しています。(展示されているものは蝋で作られています)
年末年始に金沢へ行く際は、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後に
冬の金沢には、美味しい海鮮に、雪つり、こも掛け、金沢おでん、金箔ツリーなど、色々な楽しみがあります。それらと合わせて、金沢ならではの年末年始を楽しんでみてはいかがでしょうか。