金沢(石川県)には、年末年始に必ず食べる、縁起物の和菓子「福梅(ふくうめ)」というものがあります。毎年食べているわけではないのですが、実家に帰省できないとなると、なぜか無性に食べたくなったので、東京で購入してみました。
福梅とは?
福梅とは、加賀藩前田家の家紋「剣梅鉢」の紋を型どった和菓子で、古くから伝わる正月の古典的銘菓です。基本的には、上白糖をまぶした紅白の最中の中に、小倉餡が入っており、12月中旬から1月初旬にかけて、どこの和菓子屋でも販売されています。(スーパー等でも普通に売っています。)お正月に福梅を食べることが、あまりにも当たり前だったので、その風習が石川県だけだと知ったのは、県外に出てからでした。
関東でも購入できます!
どこか近くで購入できるところがないか調べてみたところ、石川県のアンテナショップである、いしかわ百万石物語江戸本店で、複数店舗の福梅の取り扱いがあるということなので、行ってみました。
他にも、森八や村上など、デパ地下などにテナントとして入っているお店でも、恐らく取り扱いがあるのではないかと思います。(要確認)
コロナの影響で、石川県への帰省をやめた関東在住の方は、アンテナショップ利用してみるのもおススメです。(結構色々買いました^^)
福梅の品揃えは結構豊富!
アンテナショップに、電話でどの店の商品の取り扱いがあるか確認したところ、途中から覚えきれないぐらい店名を言われたので、食べ比べも十分出来るかと思います。取り置きもできるので、欲しいお店のものを購入したい場合は、取り置きしてもらった方が確実に買えるかと思います。化粧箱に入ったものもありますし、数個が入った簡易パックのものもあります。(バラ売りはありません。)ちょうど、「たろうフェア」をやっていたので、たろうの福梅を買うこともできました。
今回は3種類購入したので紹介してみたいと思います。
きんつば中田屋のふくうめ
中田屋さんの福梅は漢字ではなく、商品名はひらがなでした。こちらのふくうめは、私は食べたことがなかったのですが、中田屋はきんつばがめちゃくちゃ美味しいので、ふくうめもきっと美味しいのではないかということで、今回購入してみました。冒頭の写真のふくうめが中田屋のもので、ピンクの方だけが、皮に砂糖がまぶされているのが特徴です。味は予想どおり、あんこが美味しくて、きんつばを買わなかったことを後悔しました。上記のように食卓に置いておいたら、家族がどんどん食べてしまいました。うちの子は粒あんがあまり好きではないのですが、バクバク食べています。
たろうの小さな福梅
金沢の和菓子店の中では比較的新しいお店の、茶菓工房たろう。見た目が可愛く斬新なのに、味もとても美味しくて、私のお気に入りのお店です。こちらのたろうの小さな福梅は、とても人気があるようで、私が電話した時には在庫がないと言われていたのですが、お店で発見して購入しました。この商品を大量にお取り置き&購入している人を見かけました。パッケージが可愛いのでちょっとしたプレゼントにも良さそうです。
こちらの商品は、普通の福梅とは違ってかなり個性的で、中に入っている餡が、イチゴミルク餡、ホワイトチョコ餡、キャラメル餡となっているので、餡子が苦手な方にもおススメです。開封したらすぐに食べられてしまいそうなので、まだ未開封ですが、味は追記する予定ですが、多分美味しいと思います。
たろうの福梅
こちらも上記と同じくたろうの福梅ですが、こちらは正統派の餡が入っています。SNSで、今年の餡はキレが良くて好評だというのを見かけたので、食べるのが楽しみです。こちらは、年明けまで食べるのは我慢です。(基本正月に食べるものなので、年明け前に食べつくすとちょっと寂しい…)
最後に
福梅は、和菓子店によって、ちょっとした違いがあり、各家庭でお気に入りのお店があったりします。意外とそれぞれ個性が違うので、食べ比べるの楽しいと思います。一ヵ月程のわずかな時期にしか食べることができないので、この時期に石川県に行く方は、是非食べてみるのがおススメです。福梅を食べると、なんとなくいい年になりそうな気がします。